
冬にシロアリを目にすることは少なくなりますが、
それはいなくなったわけではなく、目に見えない場所で活動を続けています。
そのため、冬というだけで油断していると、予期せぬ大きな被害に遭うこともあります。
本記事では、シロアリが活動可能な温度を中心に、その生態に関する情報をまとめています。
シロアリの駆除や予防に役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
【結論】シロアリの適正温度と死滅温度について

シロアリは温度調節をしながら年中無休で活動を続けます。
家の中にシロアリがいる場合、冬場でも被害が拡大しないというのは間違いです。
一度シロアリの標的になった家は、絶えず食害が進行すると考えるべきです。
しかし、シロアリが一年中同じ活動レベルを保つわけではありません。
寒い時期は活動が鈍化し、冬眠に近い状態で活動を休止する個体もいます。
ここで日本のシロアリの適正温度と死滅温度について解説します。
■シロアリの適正温度と死滅温度
| イエシロアリ | ヤマトシロアリ | |
| 活動が盛んな時期 | 6月~7月 | 4月~6月 |
| 適正温度 | 30~35℃ | 12~30℃ |
| 死滅(活動困難)温度 | 約10℃ | 約4℃ |
日本に生息しているシロアリは特に上記2種です。
このように日本のシロアリは活動に適した温度範囲が広いです。
さらに、気温が40℃を超える暑さや、-10℃以下の寒さであっても、必ずしも死ぬとは限りません。
なぜなら、寒さに強いヤマトシロアリの存在や
イエシロアリでも寒暖調節を行い、外気温よりも高い温度を維持しているためです。
それでは、シロアリたちはどのように寒暖調節を行っているのでしょうか。
詳しく解説していきます。
イエシロアリの寒暖調節

イエシロアリは外気温の変動に対応し、巣の内部温度を一定に保つための工夫をしています。
夏には巣の温度が上昇すると、水を運んで気化熱により冷却することがあります。
寒い時期には、巣の壁を厚くすることで、外の気温よりも温かい状態を保ちます。
またイエシロアリは暖かい場所を好むので巣作りする前に
冬場でも温度が高いかどうか見極めているので注意が必要です。
ヤマトシロアリの寒暖調節

ヤマトシロアリは、季節に応じて生息地を変える習性があります。
一箇所に留まることは多くありません。
特に冬場は、高温多湿な場所を求めて移動することが多いので
南向きのコンクリート製の土間や、温水器、浴室周辺などは被害に遭いやすい場所です。
最近の住宅では、床下を暖める設計の家が増えており、
冷たい地面の家よりも暖かい地面の家の方が、ヤマトシロアリが好む傾向にあるようです。
シロアリの生態と駆除依頼すべき時期について

一般には「シロアリは春に活動を始めるため、駆除も春に行うべき」と考えられがちです。
しかし、シロアリの駆除に特定の季節は関係ありません。
春にシロアリ駆除の依頼が増えるのは、羽アリが「結婚飛行」を行うためです。
気温が上昇すると、シロアリはパートナーを求めて床下から出現し、家主を驚かせることがあります。
このシロアリの大量発生を「結婚飛行」と呼び、この時期に駆除の依頼が急増します。
シロアリが目に見えない場所にいるからといって、被害が進行していないとは限りません。
シロアリを発見したら、季節にかかわらず速やかに駆除することが重要です。
シロアリの適切な対処方法について
窓辺に木屑のようなものが散らばっていたり、床板が軽く感じられることがあります。
そのような時、木材を慎重に調べてみると、シロアリがいることが判明することもあります。
シロアリは木材を食害する害虫であり、そのために殺虫剤を撒きたくなる方もいます。
しかし、無計画に殺虫剤を使用すると、かえってシロアリの被害を悪化させるため、控えるべきです。
それでは、シロアリを発見した場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
対処①:ベイト剤を使用する

シロアリの被害が初期段階であるか、まだ発生していない場合、ベイト剤の使用が効果的です。
ベイト剤は毒入りの餌で、シロアリが活動していると思われる場所に設置します。
シロアリが餌を巣に持ち帰り、女王アリや王アリが摂取することで、コロニーを壊滅させることができます。
しかし、ベイト剤は遅効性があるため、効果が現れるまでには時間がかかります。
即効性を求める場合には適していません。
効果を最大限に発揮させるためには、シロアリの活動が活発になる時期に設置することをお勧めします。
対処②:シロアリ駆除業者に依頼する

業者によるシロアリ駆除は、シロアリに対する豊富な知識と、
多くのお宅で駆除してきた経験を駆使し、確かな技術で駆除していきます。
また、多くの業者によるシロアリ駆除には保証がついており、
再発しやすいシロアリ被害に対するアフターケアのサービスがついていることがあります。
当サイトでは、信頼できるシロアリ駆除業者についても紹介していますので是非、業者選びにお役立てください。
まとめ
シロアリは通常、暖かい時期に活動が活発になる傾向があります。
特にこの時期は、外部からのシロアリの侵入に注意が必要です。
しかし、床下や木材の中にコロニーを作るシロアリは、自然の寒さの影響を受けにくいため、年間を通じて活動を続けます。
コロニー内の女王アリは一年中産卵を続けるため、シロアリの個体数は増え続け、家の建材を食害する可能性があります。
シロアリ被害は初期段階では目立たないかもしれませんが、時間が経つにつれて被害は深刻化します。
シロアリ被害を防ぐため、シロアリの姿を見かけたり、巣の痕跡を発見したら、すぐに駆除業者に相談することをお勧めします。
