シロアリ 基礎知識

マンションでもシロアリ被害を受ける?発生要因と対処方法について徹底解説

マンションでのシロアリ対策

本記事のポイント

・マンションでのシロアリ被害について解説
・マンションのシロアリ被害に遭遇した際の対処方法について解説

シロアリと聞くと、多くの人は戸建て住宅での被害を想像するかもしれません。

シロアリが床下で発生するというイメージがありますが、実はマンションでも発生することがあります。

「高層階だから安心」とか「土壌に面していないから大丈夫」という油断はせず、マンションでもシロアリ対策を施すべきです。

シロアリの被害が拡大すれば、駆除費用のみならず、リフォーム費用も発生する可能性があります。

本記事では、マンションにもシロアリが発生する要因とその際の対処法について解説していきます。

【結論】マンションにもシロアリは発生する

シロアリは通常、一戸建ての床下に潜むというイメージがありますが、

実際にはマンションでも特定の条件が揃えば発生することがあります。

シロアリが好む環境は、木材が豊富で、高温多湿、暗く、人の出入りが少ない場所です。

マンションは一軒家のように土壌に直接接する床下がないため、これらの条件が揃うことは少ないと考えられがちです。

しかし、特定の条件が整えば、木材が比較的少ないマンションであってもシロアリが発生する可能性があるのです。

それでは、なぜマンションにもシロアリが発生するのか、考えられる要因や条件について詳しく解説していきます。

要因①:1階部分やベランダに木材や観葉植物がある

1階部分やベランダにシロアリの餌となる木材や枯れた植物、観葉植物がある場合

シロアリが発生する可能性があります。

さらに、木を食べるシロアリが活動範囲を広げてマンション内に侵入することもあるため、警戒が必要です。

また、ダンボールや廃木を放置すると、シロアリが引き寄せられる可能性があります。

要因②:高温多湿となっている場所がある

シロアリは高温多湿の環境を好むため、家の水回りや床下など湿気が多い場所は注意が必要です。

フローリングや畳に使われる木材はシロアリの餌となり得るため、これらを使用している部屋は特に警戒が必要です。

外装だけでなく内装にも木材を使用している場合、シロアリの被害に遭う可能性があります。

また、シロアリは畳の原料であるイグサも食べるため、木材だけでなく畳のある和室も被害を受けやすいです。

要因③:壁の凹凸や塗装のひび割れから侵入

もしマンションの壁に凹凸があれば、シロアリはそれを利用して壁を這い上がり、部屋に侵入することがあります。

さらに、マンションの塗装が剥がれたり、ひびや穴が開いていたりする場合、

それらの小さな隙間を通じて、強力な顎でコンクリートさえも噛み砕き、シロアリが侵入する可能性があります。

【対処法】マンション向けシロアリを発生させない予防策について

たとえマンションに住んでいても、シロアリの被害は起こり得ます。

共用部分やその他の場所からシロアリが発生すると、対処は困難ですが、自室であればシロアリ対策を施すことができます。

少なくとも自分の周囲ではシロアリを発生させないような対策を講じましょう。

シロアリを発生させない予防策①:こまめな喚起を行う

シロアリは高温多湿を好むため、定期的な換気が重要です。

特に湿気の多い場所では、窓を開けて空気を循環させましょう。

窓を開けることができない場合は、換気扇を利用して湿気を排出しましょう。

シロアリを発生させない予防策②:ベランダに木材や観葉植物をなるべく置かない

ベランダに観葉植物や段ボールを放置することは、シロアリの発生を招く原因にもなります。

これらを置いておくことでシロアリが発生することがあります。

観葉植物を屋外に置きたい場合は、シロアリの発生を防ぐ対策を施しましょう。

また、不要になったダンボールは速やかに処分することが重要です。

シロアリを発生させない予防策③:隙間を生じさせない

羽アリは小さな隙間からも侵入するため、換気を理由に一日中窓を開けておくのは避けた方が良いでしょう。

在宅時は状況を把握できるため問題ありませんが、外出する際にはしっかりと窓や扉を閉めることが重要です。

シロアリを発生させない予防策④:薬剤を使用する

一戸建てのシロアリ対策に使用される薬剤は、予防効果だけでなく、高い駆除効果も持っています。

緊急時に備えて常備することも考えられます。

薬剤の種類は多岐にわたり、強力な殺虫効果を持つものから、シロアリが近づかない忌避効果を持つものまで存在します。

使用方法は比較的簡単で、シロアリの侵入が予想される場所に薬剤を撒くだけです。

ただし、薬剤には人体やペットに悪影響を及ぼすものもあり、また強い臭いがするものもあるため、使用時には注意が必要です。

シロアリ駆除効果のある薬剤

・ネオニコチノイド系
・ピレスロイド系
・カーバメート系
・フェニルピラゾール系、フェニルピロール系

シロアリを発生させない予防策⑤:炭を置いておく

マンションでのシロアリ対策には、「炭」が有効です。炭は除湿や脱臭効果があり、湿気を好むシロアリの抑制に役立ちます。

「黒炭」「備長炭」「竹炭」「木炭」といった様々な炭がありますが、特に竹炭は除湿に適しているとされています。

これは、他の炭よりも多くの「細孔(さいこう)」と呼ばれる小さな穴が湿気を吸収するからです。

他の住人がいるマンションでは大規模な対策が難しいですが、炭はスペースを取らず、置いておくだけで良いため、

マンションやベランダでの使用に適しており、効果的なシロアリ対策となります。

さらに、炭の成分を含んだ除湿・脱臭グッズも市販されており、炭を直接置きたくない場合にも選択肢があります。

【注意】シロアリ被害が発生したときは?

もしマンションでシロアリが発生した場合、費用の負担者は誰になるのでしょうか。

一戸建てでは通常、所有者が費用を負担しますが

マンションでは、所有権が管理会社や大家さんにあるため、負担者が誰であるか迷うことがあるでしょう。

もしシロアリ被害が発生した場合、自分で負担するケース、大家さんや管理会社が負担するケースとありますが

まずは、大家さんや管理会社へ相談されることをお勧めします。

そのうえで、シロアリ被害の原因や具体的な状況によって、費用の負担者が異なることがあります。

大きく分けて、自己負担する場合と、大家さんや管理会社が負担する場合と二つのケースがあるため、詳しく説明します。

ケース①:大家さんや管理会社が負担

大家さん、管理会社が負担するケースで多いのは下記の通りです。

大家さん、管理会社が負担するケース

〇シロアリの発生源が共用部分
〇マンションの周辺にシロアリの発生源が存在する場合
〇シロアリの発生源が、大家や管理会社が植えた庭木や放置されたダンボールである場合

通常、大家や管理会社の明らかな過失がある場合、その費用は大家や管理会社が負担することが多いです。

ケース②:自分が負担

逆に自分が負担する必要があるのはどのような場合でしょうか。

必ずしも一概には言えませんが、以下のような状況では自己負担が必要になることが多いです。

自分が負担するケース

〇自分が育てている観葉植物や庭木が発生源である。
〇庭にダンボールを置いたことで、シロアリの発生源を作ってしまった。

これらの場合、自らが意図的にシロアリの発生源を作り出してしまったと見なされるため、費用の負担を強いられることがあります。

このような問題を避けるためにも、マンション居住者であってもシロアリ対策を怠らないことが重要です。

【おすすめ駆除業者】自分でシロアリ駆除することになった場合

もし自分で費用を負担しなければならない場合、コストを抑えるために自分でシロアリ駆除を考えるかもしれません。

しかし、シロアリのいる場所に無計画に殺虫剤を散布すると、シロアリが巣に戻ってしまい、駆除がより困難になる可能性があります。

費用が高くなるかもしれませんが、シロアリ駆除を行う際は、独断で行わずに専門業者や管理会社の指示に従うことが重要です。

当サイトではおすすめのシロアリ駆除業者を紹介していますので是非、ご参考にしてみてください。

まとめ

シロアリは床下の土壌から侵入するというイメージがありますが、マンションでも被害に遭うことがあります。

これは1階だけでなく、上層階でも起こり得ます。

そのため、マンションにお住まいの方も油断せず、適切なシロアリ対策を行うことが重要です。

もし、シロアリ被害を受けてしまった場合は大家さんや管理会社にまず相談すること
またご自身で駆除が必要となった際は、業者へ依頼し対応するようにしてください。

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